14. もっと分かりやすく   
専門用語ばかりで難しいと感じる方もいらっしゃるかと思います。


オープンソースとは、パソコンのプログラムを誰でも見られるようにして、
知識があれば自分で修正も可能な状態をいいます。
弊社の製品は、誰でも修正可能であり、パソコンが得意な人は
ご自分で改造していただいても構いません。


例えば、町の水道屋さんを考えてみましょう。
大規模な水道管の改修ならば、大きな会社が工事を行うかもしれません。

小規模な工事なら、町の水道屋さんが行うことが多いですし、
概ねその方が安く済むかと思います。

技術力があれば、自分で直してしまう人もいるでしょう。


弊社は、町の水道屋さんのようなコンピューターソフト会社があればいいのに、
と考えて起ち上げた会社です。

日本では、プログラムの内容を秘密にしてソフトを使用する権利を売っています。
結果、一部の成功した会社だけが市場を独占しているような状況です。

しかし、弊社の理想は、小さな会社同士が自分の得意分野を持ち寄って
1つの大きな成果を上げることです。

弊社は、プログラムの中身を公開して、誰でも利用可能にしています。
ただ、利用できる状態にする際には専門的な知識が必要とされるため、
環境作成・仕様変更・新規開発など、「お客様への適用」で、自分が生計を立てられるだけの
収入を得たいと考えています。

弊社の製品を利用するのは、誰でも可能です。
ただ、
・修正して商業利用(お金儲け)した場合は、プログラムの中身(ソースコードと言います)を
 必ず公開して下さい。
・有償、無償に関わらず、お客様へ弊社の製品を適用した際には、必ずソースコードの場所及び
 弊社への連絡方法を、お客様にお伝え下さい。
というルールだけ守って欲しいのです。


知恵を皆で分けあいましょう。


P.S. 昭和のマイコンの黎明期において、多くのソースコードは隠されていませんでした。
 その結果、興味を持った技術者は、他人のソースコードを読んで自分の力にし、
 その知識を応用して、新しいソフトを開発して自己実現を目指していたものです。
 当時から海賊版はあったかもしれません。でも、それ以上に新しいものを作り上げるため
 皆が知恵を絞っていました。
 しかし、いつからか大企業は自分たちの権利を守るためにあらゆる防衛策を講じるように
 なりました。結果、大企業の独占が進んでいます。大企業に所属できなければノウハウを
 得られないからです。
 そろそろ、参入障壁を小さくして、「地域の中小企業」が活躍する世の中にしたいのです。

 ITエンジニアは、創造的な仕事。マイペースでゆとりを持って働いて欲しい。
 私はそう思っています。そのためには、「てこの原理」を使うのです。
 私が作ったものを部品として、そこから先をあなたが作って下さい。
 そうして枝葉が広がってくれば、きっと素晴らしいものが出来るはずです。

 誰でも自由に、私の書いたプログラムを使って欲しいのです。
 著作権的に難しかった部分を、「無料で使いたい人はソースコードを公開」、
 「非公開で利用したい方は有料」とすることで、解決しています。
 私のプログラムは、全て設計から行なっています。
 著作権的に許されないコピー&貼り付け行為は避けています。
 安心してご利用下さい。私のプログラムを部品として利用し、応用することで
 システムを作成して生計を立てて下さい。
 そして、もしあなたがソースコードをオープンにすれば、
 あなたの書いた作品は100年後にも動いていることでしょう。


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