15. 情報共有 LibOバグ修正1  
LibreOfficeには、Visioのバージョンによっては、矢印が表示されずに直線になってしまう問題がありました。

その修正の際に得たノウハウを共有します。

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GNU Makeの公式マニュアルも買ってきたのですが・・・


以下のようなスクリプトを使って、
allfind.sh
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#!/bin/bash

find ./ -name "*" -exec grep 2>/dev/null -H "$1" {} \;
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「allfind.sh libvisio」で、以下のような記述を発見しました。

./workdir/LinkTarget/Library/libwpftdrawlo.so.exports:_ZN8libvisio10VSD5Parser10readCharIXEPN10librevenge15RVNGInputStreamET

これでsoファイルの名前が分かったので、
・instdir/program/libwpftdrawlo.so を削除
・~/git/libo/workdir/UnpackedTarball/libvisio$ make
・~/git/libo$ make all debug=true dbglevel=2 build-nocheck

のようにして、ようやくUnpackedTarball以下のビルドができるように
なりました。


その後、以下のようなメールも頂きました。
grep コマンドを1行づつではなく、まとめて実行するから速くなるのですね。
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find ./ -name "*" -exec grep 2>/dev/null -H "$1" {} +
とすると、もっと効率的で速いですよ。
  find ./ -type f -exec grep -H "$1" {} +
でいいような気も。
  find ./ -type f -exec grep -H -- "$1" {} +
とすればハイフンで始まるパターンも検索可能。


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