16. Javaアプリフレームワーク
GitHubで公開中のOpenSeihoの可能性は、生活保護システムに留まりません。
OpenSeihoは、ケース数1000〜2000世帯程度の比較的小規模なシステムを想定しており
「文系向け業務レイヤー」と「理系向けシステムレイヤー」
に分かれた、Javaクライアント・サーバーシステムのフレームワークを
内包しています。
このフレームワークには以下の特徴があります。
■業務レイヤー
既存のロジックをコピー&ペーストしてコンポーネント名をつなぐだけで
簡単に「画面デザイン」「DBアクセス」「帳票印刷」が可能です。
帳票印刷にはLibreOffice Calcを用います。
改ページを伴う連続帳票出力、印影等のイメージ挿入が可能です。
主に文系の開発者が、顧客の要望対応に集中できるよう
徹底的にシンプルなフレームワークとなっています。
■システムレイヤー
理系の開発者向けに、如何に業務レイヤーを単純化するかのみを追求した
レイヤーとなっています。
業務レイヤーとのインターフェースは、業務ロジック開発者にとって覚えやすく、
コピー&ペースト及び、IDEのコード補完のみで、開発の殆どが済んでしまうよう
工夫して設計されています。システムレイヤー開発者は、業務レイヤー開発者が
ユーザの要望を最短時間で解決するために最善を尽くして下さい。
■環境を選ばないフレームワーク
OpenSeihoフレームワークは、Linuxでも、Windowsでも、
そしておそらくMacでも動作可能です。
帳票印刷は、LibreOfficeとOpenOfficeの動作確認を行っています。
(LibreOfficeは、2014/04/04時点で、デイリービルドで動作します。
後日配布予定のバージョン4.1.6が必要です。)
データベースは、PostgreSQLを使用しています。
OSは、LinuxとWindowsで動作確認を行っています。
可能な限り「自由」にこだわって作成しています。
■これからIT業界を目指す若者の皆さんへ。
これらのフレームワークを利用して、新しい業務パッケージを
オープンソースで作成してみませんか?
オープンソース、とりわけJavaのソースコードは、
おそらく100年後にも残ることでしょう。
JavaはC言語の後継で、ノイマン型コンピュータの開発言語としては
完成形と呼んで差し支えないほどの合理的な言語です。
OpenSeihoは、NetBeans 7.4で開発しています。
簡単なヒントのメモ書きが付いており、
ある程度Javaを勉強していれば、ソースコードを参照しながら
動作環境を構築できるはずです。
無事に動作させることができる能力があれば、このフレームワークを使って
オープンソースの業務パッケージを、我々と連携しながら
開拓していきませんか?
■共同開発について
弊社は、出資を募るつもりも、従業員を雇うつもりもありません。
弊社は1人〜2人体制で開発を進めます。
有能な技術者は、自分の得意分野を把握した上で独立すべきです。
運に恵まれなければ、他の企業の下請けに甘んじる時期もあるかも知れません。
しかし、IT業はパソコン一式と時間があれば、大きな元手なしで始められます。
我々と大企業の市場独占を突き崩してみませんか?
我々と対等な関係でプロジェクトを進めて頂ける、独立した共同開発者を募集します。
得意分野を活かして、役割分担をしましょう。
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